上腕骨頚部骨折
上腕骨頚部骨折って何?|宇治東洋鍼灸整骨院
上腕骨頚部骨折とは、上腕骨の近位部(肩関節より)で骨が折れてしまうことです。
転倒した際に、手をついたり肩をぶつけた時に発生することがあります。
特に、高齢者に起こりやすく、骨粗鬆症を患っていると骨が脆くなり上腕骨は骨折しやすくなります。
男女比は、女性が男性の2倍起こりやすとの報告もあります。
治療に関しては、骨折部位の転位の有無・骨片の有無・合併症状などにより保存療法または外科的療法が選択されます。
上腕骨頚部骨折の約80%は骨折部のズレがない非転位型骨折で、多くは保存療法が選択されます。
上腕骨頚部骨折の受傷機転|宇治東洋鍼灸整骨院
若年者では、スポーツや交通事故によるものが多く、強い衝撃や転倒時に起こりやすくなります。
高齢者では、軽く転倒しただけでも発生することがあり、腕を伸ばした状態で手をつくといった介達外力で発生しやすくなります。
上腕骨頚部骨折の症状|宇治東洋鍼灸整骨院
・肩周囲の痛み、圧痛、運動痛
・腫脹(腫れ)
・熱感
・骨折部の内出血(皮下出血)
・運動制限
・転位と変形
合併症状
・神経損傷
:骨折部周辺には腋窩神経、筋皮神経などが通っており、骨折端がその神経を傷つけてしまうと、痺れ・筋力低下・感覚障害が出てきます。
・血管損傷
:上腕部には動脈と静脈、毛細血管が通っており、骨折端が血管を傷つけてしまうと、脈拍減弱・冷感などの症状が出てきます。
・肩関節脱臼
:骨折時の衝撃で肩が外れてしまうことがあります。
・感染症
:骨折端が皮膚を破ってしまい、そこからさまざまな感染が起こってしまう。
上腕骨頚部骨折の合併症|宇治東洋鍼灸整骨院
骨折タイプによって治療法が変わり、転位や変形がなく骨癒合が期待できるならば、保存療法を行います。
装具固定している際は、関節拘縮が起こらないように手や肘のリハビリも進めていきます。
固定期間は約3〜5週間は行なっていきます。
転位が強い場合や合併症状の有無によっては外科的療法を選択します。
方法は髄内釘やプレート固定が一般的となります。
詳しくは専門医や医師にご相談ください。
上腕骨頚部骨折の治療法|宇治東洋鍼灸整骨院
※骨折してすぐは病院に受診してもらう必要があります。
そこから、骨折後の後療として固定後のリハビリや骨が引っ付いても痛みや運動制限が残っている場合には施術を行なっていきます。
中には、骨折してから何年も経ってから痛みや症状が出てくる場合もあります。
痛みが出ている部位や障害が出ている患部に対しては、『鍼灸施術』・『超音波施術』を行っています。
鍼灸施術はこちら⇨https://uji-toyo-shinkyu.com/sejyutu/shinkyuu/
患部の筋肉や組織が固まっているのを解消していき、肩や鎖骨部分などの患部に対して効果のあるツボに鍼とお灸もしていきます。
鍼といっても、髪の毛ぐらいの細い鍼を使っており、痛みを感じることは少ないです。お灸は、せんねん灸を使っており、燃えている部分が直接皮膚に当たることはないのでやけどのリスクは低いです。
超音波施術はこちら⇨https://uji-toyo-shinkyu.com/sejyutu/超音波ハイボルテージ施術/
超音波+電気刺激を深部の筋肉や神経、組織に対してアプローチすることができます。また、一秒間に100万回の音波による振動で細胞レベルで筋肉を緩めることもできます。
電気を用いることで、体の疼痛閾値を高めて痛みを発生しにくくもしていきます。
上腕骨頚部骨折は、基本的には病院で処置を行なっていきますが、固定装具が外れても痛みが残っていたり、運動制限が出ることがあります。
放置してしまうと将来、四十肩・五十肩や肩こりなどの後遺症が出やすくなります。
後遺症を残さないためにも、症状が少しでも残っていたり出てくる場合は、早急に対処していく必要があります。
宇治市大久保・城陽市の宇治東洋鍼灸整骨院のスタッフが全力でサポートしていきますので、症状解消できるようにしていきましょう。