太もも打撲「モモカン」とは、太もも（大腿部）を強打するケガのことです。

特にスポーツ中に膝や肘などが太ももに当たって起こることが多くあります。

正式には「大腿部打撲」と呼ばれます。

筋肉の中に内出血や炎症が起こり、歩行困難になるほどの痛みや腫れを引き起こすこともあります。

主にスポーツや接触プレーの中で発生します。

① スポーツでの接触

サッカー・ラグビー・バスケットボールなど、対人コンタクトが多い競技で相手の膝や肘が太ももにぶつかるケース。

② 転倒や衝突

転倒したときに硬い地面や物に太ももを強打することでも起こります。

③ 筋肉の疲労・柔軟性の低下

筋肉が硬くなっている状態だと衝撃を吸収しきれず、損傷が大きくなる傾向があります。

①太ももの痛み（押すと痛い）

受傷直後から強い痛みがあり、特に**押したときの痛み（圧痛）**がはっきりしています。

②腫れ・内出血（あざ）

数時間～翌日にかけて腫れや内出血が出現し、皮膚の色が紫や青っぽく変化することもあります。

③筋肉の張り・硬さ

打撲部位の筋肉が張ったり、しこりのように硬くなることがあります。

これがコンパートメント症候群や骨化性筋炎へと進行する可能性もあります。

④歩行時の痛みや可動域の制限

太ももを動かすと痛みが強く、歩くのがつらい、階段の上り下りができないといった症状が出ることもあります。

太もも打撲（モモカン）をし適切な処置をせずに放置すると…

以下のようなトラブルに繋がることがあります。

・筋肉内にしこりが残る（筋肉癒着）

・骨化性筋炎（筋肉が固まり骨化してしまう）

・パフォーマンスの低下・再発

だからこそ、早期の適切な施術が重要です。

急性期の場合

RICE処置（安静・冷却・圧迫・挙上）

Rest（安静） → できるだけ動かさず、負担をかけない

Ice（冷却） → 氷や冷却パックで15～20分冷やす（直接当てず、タオルを巻く）

Compression（圧迫） → 包帯やサポーターで軽く圧迫する

Elevation（挙上） → クッションなどを使い、心臓より高い位置に足を上げる

受傷直後は炎症と内出血を抑えるため、アイシングやテーピングを行い、腫れと痛みの軽減を目指します。

超音波施術

筋肉が硬くなり、靭帯の動きが悪くなることが痛みの原因です。硬い筋肉や靭帯に1秒間に200万～300万回の振動を送ることで、深部のまで刺激し、筋肉や靭帯の硬さを和らげ、痛みを軽減します。

鍼灸施術

鍼やお灸を使って膝周りの効果的なツボを刺激し、痛みを和らげるとともに周囲の筋肉をほぐします。

太もも打撲（モモカン）は、放置しておくと痛みが増して酷いと歩くことも困難になります。

少しでも痛みや違和感が出たら宇治東洋鍼灸整骨院にお越しください