手のしびれ・痛み
手のしびれ・痛み|宇治東洋鍼灸整骨院
寒くなる時期や仕事を初めたての頃は手のしびれや痛みが起きやすいです。
なぜなら手のしびれや痛みは神経が筋肉に圧迫されることにより起きるからです。
また神経が圧迫される場所も大きく2つ、肩と手に分けられます。
肩については脊椎からすぐ出た神経を首や肩の筋肉が圧迫されるとそれより先の腕や手にしびれや痛みを生じます。
これについては胸郭出口症候群のページに詳しく書いてありますのでそちらをご覧ください。
ここでは手のしびれ、痛みを説明するのでまず構造を見ていきましょう。
手の筋肉というのは細かな動きをするために小さな筋肉がたくさん存在します。
なので手の筋肉は大きく3つの神経が筋肉を動かしています。
まず1つ目は正中神経です。
正中神経は親指の筋肉や手の平側の人差し指中指の動きを司ります。
ここの筋肉は物をつまむ動作などでよく使われます。
2つ目は尺骨神経です。
尺骨神経は手の平側の中指、薬指、小指の筋肉や手の平の筋肉を司ります。
実は中指は正中神経と尺骨神経のどちらもが働く(=二重神経支配)筋肉が存在します。
このように手が繊細な動きをするために1つの筋肉を2つの神経が支配する筋肉があります。
この正中神経と尺骨神経は主に手首や指を、手の平側に曲げるときに使う筋肉に関係します。
最後の3つ目は橈骨神経です。
橈骨神経は手の甲側の筋肉全般を司ります。
具体的にいうと指を伸ばす動きや手首を手の甲側に上げるときに使う筋肉を動かします。
手の構造は簡単にいうと以上です。
どの神経を筋肉が圧迫するかによって現れ方は異なります。
ではどんな状態になるのかを次にお話していきます。
圧迫された状態になると|宇治東洋鍼灸整骨院
いずれの神経が圧迫されていようとどの位置からしびれているのか、感覚に異常がないかをみます。
①正中神経
主に手の痺しびれや痛みは親指・人差し指・中指に現れます。
手の使いすぎだけでなく妊娠・出産期や更年期を迎えた女性や透析を受けられている方にも起こることがあると言われています。
検査としてはファーレンテストというのを行います。
このように手首を直角に曲げたまま1分間保ちしびれや痛みが増せば陽性です。
また親指の付け根が痩せて人差し指が動かせなくなるためOKサインが作れなくなることもあります。
このように滴のようになり綺麗な〇が作れなかった場合陽性です。
②尺骨神経
主に薬指や小指にしびれや痛みが出ます。
尺骨神経が圧迫された場合ボタンをかける動きなど細かい作業ができなくなります。
検査としてフローマン徴候の有無をみます。
紙を掴んでもらってそれを引っ張る、という簡単な検査ですが尺骨神経が麻痺しているとスルッと抜けてしまいます。
もしくは親指を曲げたりして別の神経で動いてる筋肉を使ったら掴めますがそれは陽性と同じです。
またひどくなれば“鉤爪状変形“と呼ばれるように変形します。
③橈骨神経
主に手の甲側のどこかに痛みやしびれが生じます。
この橈骨神経が圧迫された場合手首がダランと曲がったままになる“下垂手“という状態や手首は動かせられるけど指がダランとなる“下垂指“という状態になります。
この橈骨神経の圧迫は意外と身近なもので酔っ払ってテーブルで自分の腕を枕代わりに寝てしまった場合や腕枕したまま寝たときなどに現れます。
以上が3つの神経が圧迫されたときになる状態の話です。
いずれの神経も筋肉に圧迫されることでこのような状態になります。
では次にどのように施術をしていけばいいのかをお話していきます!
手のしびれ・痛みの施術|宇治東洋鍼灸整骨院
今まで何度も筋肉が圧迫されることが原因と言ってきました。
なのでその圧迫している筋肉を直接アプローチしていきます。
方法としては3つありまして、
②超音波施術
です。
いずれの方法にも共通するのは血流をよくするということです。
そもそも筋肉が圧迫するのは疲れているからです。
疲れると老廃物が溜まったり血流が悪くなります。
鍼灸施術では硬くなっている筋肉と、ほかにかばってしまい硬くなっている筋肉があればその筋肉をほぐします。
超音波施術では奥深くの筋肉を振動させて動かすことで、温まり血流を良くなるので筋肉がほぐれます。
オイルマッサージでは老廃物を流すようにマッサージすることで血流を良くします。
簡単にいうと各施術にはこのような特徴がありますが、どの施術が1番状態をよくなるかというのは人によって違うのでお身体を診てから決めます。
もし手の痺れや痛みでお困りの方がいらっしゃいましたら1度宇治東洋鍼灸整骨院にお越しください!