肩関節脱臼
肩関節脱臼とは|宇治東洋鍼灸整骨院
肩関節脱臼とは、上腕骨頭(上腕骨)が関節窩(肩甲骨)から外れてしまうことです。
肩関節とは、上腕骨・肩甲骨・鎖骨から構成されています。
関節部分は関節包に覆われ、一部は強い靭帯となっており、外れないように保持されています。
しかし、肩関節は人体の中で最も動く範囲が広く、また上腕骨頭に対して関節窩が狭いため衝撃や無理な動きをしてしまうと脱臼しやすくなります。
主要な関節脱臼のうち約50%が肩関節脱臼という報告もあり、一度脱臼してしまうと繰り返し脱臼してしまい癖になることがあります。
肩関節脱臼の脱臼方向|宇治東洋鍼灸整骨院
脱臼の方向
主に3つあります。
・前方脱臼
・後方脱臼
・下方脱臼
肩関節前方脱臼
上腕骨頭が関節窩の前に外れている状態です。
肩関節脱臼は約90〜95%が前方脱臼であり、受傷機転は肩関節伸展・外転・外旋位で手をついた時に発生しやすいです。
肩関節後方脱臼
上腕骨頭が関節窩の後ろに外れている状態です。
肩関節内転・内旋位が強制されたりその状態で手をついてしまうと発生しやすくなります。
後方脱臼の約60%は骨の損傷を併発するといわれています。
肩関節下方脱臼
肩関節脱臼ではごく稀に起こり、上腕骨頭が関節窩の下に外れています。
神経や循環症状を併発し、整復が困難となる場合もあります。
肩関節脱臼の症状|宇治東洋鍼灸整骨院
☆強い痛み
脱臼すると痛みが強く出現し、ちょっとの動きでも痛みを伴い、動かせられなくなります。
患者さんは、動かさないためにも脱臼した側の肘を支えながらくることが多いです。
・変形(転位)
前方脱臼では、肩の肩峰部分が突出し、肩峰の下に窪みができます。
肩関節の前面には、上腕骨頭が移動しているので、膨らみが出ています。
・神経症状
脱臼した上腕骨が肩周りの神経を傷つけてしまうと、痺れや筋力低下、感覚障害が出てきます。
・循環症状
神経症状と同様に、脱臼した上腕骨が血管を圧迫してしまうと、手指が紫色になったり冷えが出てきます。
肩関節脱臼の治療方法|宇治東洋鍼灸整骨院
まずは、脱臼を戻す(整復)する必要があります。
整復方法は、さまざまのものがあり、牽引や寝ている状態でぶら下げたりなどがあります。
整復ができれば、骨折の時と同様に装具固定を数週間行います。
脱臼時に、関節窩や上腕骨頭の骨損傷があるならば、手術が必要となる場合があるので、早急に病院・整形外科に受診をお勧めします。
若年者では、初回脱臼後に繰り返し起こる反復性脱臼に移行する確率が50〜70%になるため、早期治療と適切な対処が重要になります。
肩関節脱臼の施術方法|宇治東洋鍼灸整骨院
宇治市大久保・城陽市の宇治東洋鍼灸整骨院で行っている、
肩関節脱臼後の施術方法
脱臼してすぐは病院に受診してもらう必要があります。
そこから、固定後のリハビリや整復できていても痛みや運動制限が残っている場合には施術を行なっていきます。
中には、脱臼してから何年も経ってから痛みや症状が出てくる場合もあります。
痛みが出ている部位や障害が出ている患部に対しては、『鍼灸施術』・『超音波施術』を行っています。
鍼灸施術はこちら⇨https://uji-toyo-shinkyu.com/sejyutu/shinkyuu/
患部の筋肉や組織が固まっているのを解消していき、肩や腕部分などの患部に対して効果のあるツボに鍼とお灸もしていきます。
鍼といっても、髪の毛ぐらいの細い鍼を使っており、痛みを感じることは少ないです。お灸は、せんねん灸を使っており、燃えている部分が直接皮膚に当たることはないのでやけどのリスクは低いです。
超音波施術はこちら⇨https://uji-toyo-shinkyu.com/sejyutu/超音波ハイボルテージ施術/
超音波+電気刺激を深部の筋肉や神経、組織に対してアプローチすることができます。また、一秒間に100万回の音波による振動で細胞レベルで筋肉を緩めることもできます。
電気を用いることで、体の疼痛閾値を高めて痛みを発生しにくくもしていきます。
肩関節脱臼は、基本的には病院で処置を行なっていきますが、固定装具が外れても痛みが残っていたり、運動制限が出ることがあります。
放置してしまうと将来、脱臼を繰り返してしまったり、骨折につながる場合があります。
後遺症を残さないためにも、症状が少しでも残っていたり出てくる場合は、早急に対処していく必要があります。
宇治市大久保・城陽市の宇治東洋鍼灸整骨院のスタッフが全力でサポートしていきますので、症状解消できるようにしていきましょう。