顔面神経麻痺
顔面神経麻痺とは|宇治東洋鍼灸整骨院
まずはこの写真をご覧になってください。
これは顔の筋肉「表情筋」
名前の通り、顔の表情を出すための筋肉です。
約20個の筋肉を合わせて表情筋と呼びます。
筋肉が単体で動くのではなく、動かすためには筋肉に指令を送る神経が必要です。
ここで【顔面神経】が働きます。
顔面神経というのは脳から出る神経(脳神経)の一つです。
顔面神経は表情筋を動かす働きを持っています。
側頭骨の中のトンネルを通って耳たぶの奥にある“茎乳突孔”を出ていきます。
そして耳の前の“耳下腺”を貫いて表情筋にたどり着きます。
この流れのどこかで何か障害が起きてしまうとその先の筋肉を動かす信号が届かなくなってしまうので、
上手く顔を動かせなくなる《顔面神経麻痺》となってしまいます。
例えるなら電車の線路。
駅と駅の間の線路で何か異常があれば電車は先の駅にたどり着きません。
するとその先の駅では電車が来ないことでパニックになってしまいます。これが【麻痺】
ということです。
顔面神経麻痺は大きく分けて、
中枢性と末梢性の2つに分けられます。
中枢性とは脳梗塞や脳出血、脳腫瘍といった脳自体の異常により麻痺を起こしてしまうものです。
末梢性とは(1)ベル麻痺と(2)ラムゼイハント症候群に分けられます。
(1)ベル麻痺
顔面神経麻痺の約60%はこれだと言われています。
(2)ラムゼイハント症候群
耳の帯状疱疹ができ、その前後に症状が現れます。顔面神経麻痺の中で2番目に多く全体の約15%と言われています。
顔面神経麻痺の原因|宇治東洋鍼灸整骨院
上記でもお伝えしましたが、
顔面神経麻痺は圧倒的に中枢性より末梢性の方が多く、末梢性の中でもラムゼイハント症候群よりベル麻痺の方が多いと言えます。
中枢性の場合は脳自体の異常が原因と言えます。
末梢性のラムゼイハント症候群は水痘・帯状疱疹ウイルスと呼ばれるウイルスが原因と言われています。
顔面神経麻痺の大半を占める“ベル麻痺”の原因は不明と言われています。
ですが、症状を強めているものはわかります。
・精神的ストレス、過労
・顔面への寒冷刺激
・過度の飲酒
これらは顔面神経麻痺(ベル麻痺)を引き起こす原因と言えます。
特に精神的ストレス。
自分は感じている気はしないのに溜まっているというのはよくある話です。
例えば身内の不幸、愛犬の不幸、職場でのトラブルなどなど。
顔面神経麻痺の施術法|宇治東洋鍼灸整骨院
顔面神経麻痺で諦めてはいませんか?
手術しかないと思っていませんか?
原因の多くがストレスと分かった以上、手術以外にも施術方法はあります。
宇治市大久保の宇治東洋鍼灸整骨院では
顔面神経麻痺に対して【鍼灸施術】を行います。
当院の鍼灸施術は局所のみではなく、全身のツボを使いながら行なっていきます。
詳しくはコチラ→全身経絡N鍼灸施術
顔面神経麻痺の鍼灸施術では、
お顔の麻痺を起こしている筋肉に直接針を刺し、電気を流します。
そうすることで麻痺のせいで固まっている筋肉がほぐれてくれます。
この方法はだいたいの施術所ではされているやり方だと思います。
宇治市大久保の宇治東洋鍼灸整骨院ではこれだけにとどまらず、
体の調子、不定愁訴などをしっかりカウンセリングした上で
手やお腹、足、そして肩、背中、腰の全身のツボを使って
芯から調整していきます。
これが当院の強みとしている”経絡”施術です。
何度も言いますが、
顔面神経麻痺の原因は人それぞれです。
100の顔面神経麻痺があれば100通りの原因があります。
つまり100の施術法があります。
そして顔面神経麻痺は早期に施術が開始できればそれだけ回復は早まります。
半年以上経過していた場合、外科的な対処が必要となることが多いです。
ですので、違和感を感じてきたら早いうちにご相談下さい。
しっかりとしたカウンセリングをさせていただきます。
顔面神経麻痺の注意事項|宇治東洋鍼灸整骨院
顔面神経麻痺の注意点をお伝えしておきます。
発症初期の方は特に気を付けてください。
・顔面、全身の安静
・目薬をさして目の乾燥を防ぐ
・物を口にするとこぼれてしまうため食べることが億劫となり、
栄養が不足してしまうことがあるためしっかりと摂取する
・麻痺のため口の中に食べかすなどが残ることがあるので、
日頃から口の中を清潔に保つことを意識
・顔面を冷やさないように
これらのことは気を付けてください。
お困りの方は一度ご相談を(#^^#)